2021年5月2日日曜日

野口宇宙飛行士 帰還

 今日は学校もお休み。宇宙飛行士が日本時間朝9時半ごろISSを離れ、夕方に地球に着水するという、帰還のライブ中継を全部楽しむことのできる、絶好の日でした。

地上から宇宙へ行くときは、「さあ、いくぞ!」といわんばかりにまぶしいほどの噴射をするにに、宇宙から地球へ戻るには、クルードラゴン(ヒトが乗っているカプセル)は静かにISSからゆっくり離れ、ただただ落ちていくように見えました。実際は無音なのかどうなのか、気になりますね。

1時間ほどかな、ずっとISSからクルードラゴンが見えていました。

すると、今度はクルードラゴンの内部が映し出され、宇宙服だけがシートに座っているというシュールな映像が!!!! (見つけたらリンクを貼りたい〜)


そんなこんなで、ダラダラと中継を見続け、午後3時。

大気圏突入に向けて、管制室も慌ただしくなってきました。地上からは飛行機を飛ばして、クルードラゴンを撮影していました。

いくつかおもしろかったことを書きますね。

<ブラックアウト>

大気圏に突入するときに発生するプラズマのせいで、電波がとぎれるらしい。

下の動画は、2014年ごろ、オリオンという試験機が大気圏に突入した時のプラズマの映像です。



<大気圏突入時の衝撃>

かなりの衝撃があるらしく、宇宙飛行士は舌をかまないように口を開けているとか。これは司会者のコメントだったので、本当かどうかわからない。


<パラシュート>

とてもきれいに開いたパラシュートでした。全部で4つ。時間差で順番に開き、落下スピードを落としていくらしい。現地は夜なのでどれだけ見えるか不安だったけど、暗視カメラの性能はすごい! きれいに見えました。


<クルードラゴン、軽度のやけど?>

ヒトが乗っていたクルードラゴンは、打ち上げ時にロケットの先端にあったものです。ISSを離れるときはとてもきれいな白だったのに、大気圏で2200度ともいわれる高温につつまれて、軽度のやけどのような状態で戻ってきました。


<copy>

宇宙飛行士と管制官とのやりとりで、何度かcopy(コピー)という単語を耳にしました。「了解」という意味なんですね。


<クルードラゴン回収>

今回は夜間に海におりました。クルードラゴンについているLEDがまぶしく光っていたので、海上で待機していた船はすぐに到着しました。まずは、パラシュートを切り離し、おおきなクレーンがついた回収船が近づきました。ロープでつりあげて船に回収し、その船内でクルードラゴンのハッチを開けて、無事宇宙飛行士がでてきました!この引上げる姿がまぐろの頭みたいでおもしろかった。


と、いろいろな方面でおもしろいことがたくさんありました。宇宙飛行士に興味がなくても、それを支えるたくさんの仕事があります。みんなの着眼点はどこでしたか? おもしろいと感じたところがあれば、ぜひ教えてください。


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